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SF・ホラー・ファンタジー
SF・ホラー・ファンタジー 2
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SF・ホラー・ファンタジー 4

居場所の定まらない女


ジョンウェイン
¥ 2,500 通常24時間以内に発送

居場所の定まらない女
・・・

アイランド


尹仁完(ユン・インワン)
¥ 2,835 通常24時間以内に発送

アイランド
・・・

アラトリステIII ブレダの太陽


アルトゥーロ・ペレス・レベルテ
¥ 1,575 通常24時間以内に送
★★★★★

アラトリステIII ブレダ...
1、2と調子が上がってきて、この3巻で最高潮に達したという感じ。これまでは歴史と嘘をうまく織り交ぜたような感じでしたが、今回は最初から本当にあったことのように描かれていて凄くリアル。「見てきたような嘘」と言いますが、作者がタイムトラベルでもしたんじゃないかと思えてしまうほどです。遠く故郷を離れたフランドルの地で、絶望的な状況の中でも誇りを失わず戦い抜く男たちの姿に感動しました。

イングランド・イングランド (海外文学セレクション)


ジュリアン・バーンズ
¥ 2,310 通常24時間以内に発送
★★★★

イングランド・イングランド...
『イングランド・イングランド』とは、「イングランド国イングランド県」のような意味で、一種の住所表示である。映画の「パリ、テキサス」(テキサス州パリス市)みたいなもの。イングランド国内に、高級テーマパークとして、もう一つ小型高性能版イングランドを作ってしまうという奇想を、このタイトルはよく表している。 超ワンマンの豪腕社長と、キャラの濃い部下たちによる建設プロジェクトのようすが、ディテールにわたって描かれ、これがまた、「そういうのもありかも」的リアリティと、「そんなわけないだろ」的滑稽さを、同時に醸し出す。そこに、幼くして父を失った女性主人公マーサの切ない半生を絡め、さらに「虚実の皮膜」に関わる哲学もしのばせたことで、いよいよ小説は厚みを増している。饒舌ながらスピード感のあるストーリー展開といい、これは傑作。 難点は翻訳にあり(ゆえに星一つ減点)。翻訳だけを読んでいると気がつかないけれど、実はちょくちょくミスがある。たとえば、「could」と「could have 過去分詞」の区別がついていない。仮定法の解釈もちょっとおぼつかない。そもそも出版翻訳に携わるだけの力量があるのか、疑問...

あなただけ見つめて (二見文庫―ザ・ミステリコレクション) (二見文庫―ザ・ミステリコレクション)


スーザン・エリザベスフィリップス
¥ 1,000 通常3〜5週間以内に発送
★★★★★

あなただけ見つめて (二見...
シカゴ・スターズシリーズ一作目です。 フットボールの世界という華やかな舞台の中、 活き活きとした登場人物達から目が離せません。 (フットボールを理解していない私でも充分楽しめました) 自分を守る為に“演じて”いるヒロイン、 行動はお馬鹿ながら妙に憎めない愛嬌のあるヒーロー。 カタルシスもたっぷり!パワフルな作品です。 2008年4月現在、国内ではシリーズ六作目まで翻訳されてます。 1.あなただけ見つめて(今作) 2.ロマンティック・ヘヴン 3.あなたがいたから 4.あの夢の果てに 5.湖に映る影 6.まだ見ぬ恋人 出版社も翻訳順もバラバラ、 シリーズ未読の方は今作から読む事をお勧めします。シカゴスターズのシリーズは全部は読んでいないのですが、 遂に原点にたどり着きました。 日本にはなじみの少ないアメフトの世界を始めて少しは理解できた かな?と感じています。 アメフトも大切ですが、なんといっても人間の性格描写が見事です。 ダンなんて理解不可能なぐらい自分勝手で、怒りっぽいっしはっきり言って 好きになれない人格だ!と思わせるくらい巧みです。 またヒロインフィービーもとんでもないギャル系...

穴 HOLES


ルイス・サッカー 幸田敦子
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★

穴 HOLES
子供向けの本と知りつつ、大人でも楽しめる本だといいなと期待しながら読んだ。 結果は・・・やはり子供向けの本だと思う。 決して悪い本ではないので子供たちにはお勧めできる。 それ以上のものを勝手に期待するとちょっとがっかりしてしまうかも。 様々な伏線がぱちぱちとはまるべきところにはまり、最後には人生って悪くないかも(まじめにさえ生きていればね)と思える大円団へ。育ちの良いお話です。 たまにはこんなポジティブな世に浸ってみるのもよいかもね。私の中で久々のヒットです。 本屋で何気なく手にとって、シンプルなタイトルと、おもしろげな表紙の絵が気に入って買いました。 砂漠の中の荒野での穴掘り作業をさせる更生キャンプが舞台です。 穴掘り作業の更生キャンプでの共同生活− 序盤からリアリティがあるような無いような不思議な空気がありますが、その雰囲気にすっと入れるかどうかで評価が分かれる気がします。 (ちなみに私はこういう雰囲気好きですけど。) 昔話が合間合間に入ってきますが、最初はメインの更生施設での穴掘り話の腰が折られるような印象を持ちましたが、ちゃんとつながってるんですねぇ。 全部読むとちゃーん...

私の名前はキム・サムスン 上


チ・スヒョン
¥ 1,400 通常24時間以内に発送
★★★★★

私の名前はキム・サムスン 上
人気ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の原作本です。 ドラマとは設定が若干ちがいますが、こちらのサムスンとジノンもテンポのよい掛け合いが楽しいです。サムスンはキム・ソナさんのイメージですが、ジノンは年齢がサムスンより年下ではないためかヒョンビンさんというイメージではありませんでした。撮影時ヒョンビンさんは監督から原作を読まないように言われていたといいますが納得です。 太めのパテシエ、サムスンは愛すべき人でドラマ同様大好きです。皆さんが欠いておられますが、別人のサムスンとサムシクの話です。 本では、サムスンは4人姉弟の三番目。 やはり、パティシエですが、振られた男の婚約式が、勤めていたレストランで 行われ、唐辛子入りのピンクのケーキを作って職場を クビになったところから始まります。 サムシクの年齢は定かではありませんが、ドラマよりも大人で、 サムスンより年下とは思えませんでした。 二人の会話がこ洒落ていて、一気に読んでしまいました。 ラストもドラマと違い、結構気に入ったラストでした。 ハーレクインロマンスのような感じです。 上下巻2〜3時間で読めます。面白い。ドラマとは別物 という感じ...

私の名前はキム・サムスン 下


チ・スヒョン
¥ 1,400 通常24時間以内に発送
★★★★★

私の名前はキム・サムスン 下
人気ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の原作本です。 ドラマとの違いは下巻で大きくなりますが、ドラマではジノンの事故後3年の話で、原作では5年後だからだと思います。3年後ならばドラマのようにもがいていただろうし、5年後だからヒジンとの愛は静かに終わっていた。 サムスンの作った真っ白い「甘くてほろ苦い後味のいい」ラ・ムール(愛)というケーキを堪能できました。こちらのサムスンとジノンも大好きです。 ただ一小説としてみれば、あえて星4かな。 ドラマを見てから読んだのですが、思いのほか新鮮味があり、しかもなぜかドキドキ感もあって一気に上下巻読み終えちゃいました。ドラマとは違った部分もあって面白さも大!サムスンのあらゆる行動にかなり共感度大!中に出てくる「オーバーザレインボー」の歌の歌詞が印象に残りました。「私だって飛べるわ」・・・。こんな私でも何かできそうな気がすると思えてうれしかったです。

ドリアン・グレイの肖像 (光文社古典新訳文庫)


ワイルド
¥ 780 通常24時間以内に発送
★★★★★

ドリアン・グレイの肖像 (...
むかし読んだ時も思いましたが、ヘンリー卿は やっぱアホです(笑) なかなかデカダンなキャラです。 しかし、風刺が効いていて名言も多いのは事実。 現代でいえば、援交してる中年の管理職みたいな おっさんです。 ドリアンは若さを売りにしてる、その援交相手の 女子高生ってところでしょうか。 そしてその隣りでやきもきしながら、溺愛してる 娘の変化をただ見ている事しか出来ないダメ親父 が画家のバジルですね(笑) これを読んでリンカーンの名言、 「生き方は顔に出てくる。人間、四十を過ぎれば 自分の顔に責任を持たなければならない」 ってのを思い出しました。 自分は小説をあまり読まないし、外国の文学史もほとんど知らないのですが、「ボウイが少年の頃から愛読していた」と聞いて読んでみました。なるほど、ボウイのデカダンやグラマラスな雰囲気は、ここにルーツがあるのかも、と思わせる小説でした。なにより「美」と「変容」というテーマがデビッド・ボウイの存在そのものと相通ずるものがありますね。 私は小説が苦手なので、本書もこんなふうな不純な動機で手に取りましたが、純粋に小説が好きな方にも十分な手応えのある作品&翻訳...

時間割 (河出文庫)


ミシェル・ビュトール
¥ 1,260 通常24時間以内に発送
★★★

時間割 (河出文庫)
ビュトールはロブ=グリエに並ぶヌーヴォ−・ロマンの大家だったが、その評論、小説ともに、ロブ=グリエに比べると格段に落ちる。新しくないのだ。外見以外は。中味は霜降り肉のごとく古い。ロブ=グリエが小説、評論から映画にまで展開していったのとは対照的に、ビュトールはエクリヴァンとして小さくまとまってしまった。小説の冒険をやっているように見せかけているだけの、ごく古い発想のごく古典的な作家にすぎない。本書はビュトールの代表作のひとつとも目されているが、かなり退屈な小説。よほどの暇人か退屈に対して随分鈍感な人にしかお薦めできない本である。

碧の眼差し SG-5ファイル 4 (ランダムハウス講談社文庫)


アリソン・ケント
¥ 714 通常3〜5週間以内に発送
★★★★

碧の眼差し SG-5ファイ...
ヒロインは「スミッソン・エンジニアリング」の創設者、ハンク・スミッソンの秘書をしている女性でごく普通の生活をしていました。しかしハンクは実は諜報機関SG−5を率いていて、とある理由でヒロインをスパイ活動へと引き込むことになります。そのとある理由とは、任務に失敗したSG−5のメンバーの一人であるヒーローと恋人同士を演じて任務失敗を帳消しにするアリバイ工作を作り上げること。そして当然のように彼らは演技を超えて激しい愛情(欲望?)を抱いていきます。 毎回激しいラブシーンがあるシリーズですが、今回は特にラブシーンが多く、激しかったように感じます。その分最後のほうの敵との攻防戦が簡単に終わってしまったのが残念。やっぱり短編なのがネックとなっているのかもしれません。 しかし第二段から短編が続いていますが、一個一個の話が短くても徐々に敵との接触も多くなってきてシリーズらしさが際立ってきているようにも思えます。まだまだ続いているシリーズのようなので今後の展開がとても気になる読後感でした。

劇場 (新潮文庫)


サマセット・モーム 竜口直太郎 WilliamSomersetMaugham
¥ 700 通常24時間以内に発送
★★★★★

劇場 (新潮文庫)
「劇場」というタイトルが読み終えて、なるほどと納得の行く本でした。 主人公のジュリアが、会心の演技の後で一人思う部分です。 「かれらは影、そしてあたしたちはその影に実体を与えるのよ。あたしたちは、・・・人生と呼んでいる、・・・あてもなくもがいているものの象徴なのよ。しかも真実なものはただ象徴だけだわ。かれらは演技はみせかけでしかないといっているけど、そのみせかけこそ真実だわ。」 これは、息子のロジャーが、母親であるジュリアに対して、劇場で女優あると同時に、普段も母親であり、夫であることを演じており、本当の自分が何であるか解らなくなっていると毒づく言葉に反論したものです。 他にもジュリアを巡る三人の男性との「愛」の問題がありますが、モームの言いたかったことは、ここだろうと思います。だからこそタイトルも「劇場」なのでしょう。 実際の人生はどろどろとしているが、それを昇華したところにこそ、真実が見えてくるのだということでしょう。

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))


ガブリエルガルシア=マルケス
¥ 2,940 通常24時間以内に発送
★★★★★

百年の孤独 (Obra d...
レビューに触発されて買ってしまいましたが、なるほどこれは確かにすごい。 文学、音楽、絵画、映画、建築…とあらゆる芸術体系がありますが、この作品は「文学が可能な芸術表現の極み」に達ています。文学ってものがここまですごいとは思いませんでした。 まさに一読の価値あり。高いですが損はしません。私は図書館で借りて読んだのですが、手元に置いておきたくて結局現物を買ってしまいました。中古が出回っていないことからも、この本の質の高さが良く分かるかと思います。 たまに「読むのにかなり苦労する」という人がいます。同感です。或る一族の運命を数代にわたってずーっと追っていく年代記のような物なのですけれども山らしい山場がなくてあってもごく短く、また山場と言うよりは人物の特徴として処理されている感じがあるので読んでいる内は言うほどおもしろさを感じません(自分だからかもしれませんが)。自分は読んでいる内に半分流し読みみたいになってしまったり、読んでいるうちにまわりの人に「言うほど面白くない」とかいいふらしらりして今さら後悔していたりします。読了した後がすごいんです。猛烈に読み返したくなる。そう感じた当初なぜか分か...

夢のボート (小学館文庫)


リチャードプレストン
¥ 600 通常24時間以内に発送

夢のボート (小学館文庫)
・・・

ブルックリンの八月 (文春文庫)


スティーヴンキング
¥ 650 通常24時間以内に発送
★★★★

ブルックリンの八月 (文春...
昔のキングの短編集はSFチックでグロテスクで楽しかったが、この短編はなんだろう。実験的なとこもあり、日記のような記述もある。そして、あまり面白くない。これがキングじゃなかったら、誰もが途中で読むのを止めるだろう。というくらいに。 キングは書評、手ばなしで誉める読者たちが言うほどに面白いのか?俺はそうは思わない。少なくとも翻訳された長編ものの中で、その絶賛された評価に同調できたものは一冊もない。それでも周りがあまりに誉めるので、俺の感性が悪いのか、それとも頭が悪いのか、態度か、いや顔が悪いのか、と思い二回ほど読みなおしてみたのもあるが同じだ。ただ長いだけ。キングの和書ハードカバーの値段の高さは、きっとグラムいくらの量り売りの値段だと思っている。だが短編ものは結構いいのがある。この短編集の中の The Moving Finger のような人が狂っていく過程を書いた作品は、キングの独壇場で思わずうなってしまう。それとキングは翻訳よりも原文のまま、わからない単語は飛ばしながら読む。そうすると翻訳だとどうも気になるあのくどい描写が気にならない。結構わかった気になって不思議と翻訳で読むよりも面白...

ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)


ポールオースター
¥ 740 通常24時間以内に発送
★★★★★

ミスター・ヴァーティゴ (...
素晴らしいと思います。作者の想像力には脱帽です。ただ、この作者は作家であると同時に詩人でもあるので、この物語の真の面白さ(巧みな音韻、文章のリズム)は日本語版では味わえないのかもしれません。ぜひ英語で読んでみたいと思いました。オースターの作品の中でも、とりわけ読みにくくて、とりわけ悲しい物語だったような気がします。 みんなほんのちょっとの幸せが欲しいだけだったのに。 登場人物たちは、大して欲張りでも、貪欲でもないのに、ちょっと幸せになりたいだけなのに、どうしてこうなっちゃったんだろうね。 そして気がついたら、この物語が出来上がっていたという感じです 不思議な不思議な物語です。 読む人によって、いろいろな読み方が出てくるのではないでしょうか。生きる事を諦めたり、生きる意味を消失したり、生きる意義を見つけた瞬間にその命をなくしたり。またあるいは、その無意味さに気付いてしまったり。 作者の描く主人公達がかつて味わったとは違う人生を、この主人公の少年は歩んだのだと思いたい。 しかもなんとなく、作者はああいう人だから、こういう言葉を望んでいるのじゃないかと勘ぐってみたりした。 『そんな少...

ヒストリー・オブ・ラヴ


ニコールクラウス
¥ 2,310 通常24時間以内に発送
★★★★★

ヒストリー・オブ・ラヴ
文字を読んで想像力を働かせないとついていけない物語です。 実際、私はちっともついていけませんでした。 いろんなところでいろんなことがおこりますが、 ラストに近づくにしたがって、あれよあれよという具合に…。 美しい物語ですね。 ですが、私には難しくて あと何度か読まないと理解できないかと。 何年か先にまた読もうと思います。本書は一冊の本が巡り巡って人々を繋ぎとめ、知らず知らずのうちに運命を変えていく物語である。まず登場するのがレオ・グルスキというポーランド移民の80歳の老人。彼はナチスの侵攻から逃れてアメリカに渡り、錠前屋として生計をたて現在は心臓病という爆弾を抱えて細々と暮らしている。 もう一人登場するのが十四歳の少女アルマ。彼女の名前は「愛の歴史」という小説に出てくる少女の名前から名づけられた。彼女は夫を亡くして自分を見失った母と自分のことをユダヤ教の『隠れた義人』だと信じている風変わり弟の三人で暮らしている。アルマは母親を立ち直らせるべく、素敵な相手を見つけようとあれこれ画策しているのだが、その過程で両親が大切にしていた「愛の歴史」に登場する少女がが実在の人物だと確信するように...

ナナ (新潮文庫)


ゾラ
¥ 900 通常24時間以内に発送
★★★★★

ナナ (新潮文庫)
フランスの自然主義作家ゾラによる「ルーゴン・マッカール叢書」第9作。 「居酒屋」の洗濯女ジェルヴェーズの娘ナナを中心とし、それを取り巻く多くの人物による群像劇。 私がゾラを初めて手にしたのは「居酒屋」である。 登場人物たちのだらしなさ、情けなさ、そして救い難さが衝撃的であったため、 新潮文庫より発行されているもう一つの作品であり続編でもある作を手に取るのは自然のことに思えた。 「居酒屋」とは異なり、本作の舞台と凋落の対象は裕福層に絞られているが、救い難いという点では何ら変わりは無い。 高級娼婦ナナはその美貌と肉体を武器に、パリの男達をことごとく社会的に破綻させていくが、 中でもミュファ伯爵のその様が作品の大きな部分を占める。 この伯爵は王宮に出入りする侍従であり、本来誠実で信仰心の強い男であったが、 ナナとの出会いによってある意味「開眼」する。 そしてナナに起因する苦悩に苛まれるが、もはやナナ無くして物事を考えられず、 ナナに金を惜しまず贅の限りを許し、やがてジワジワと家庭ごと崩壊する。 しかし、描かれていない背景では他の男達も同じ苦悩に陥り破綻していることが伺える。 つまりミュ...

くもの巣の小道―パルチザンあるいは落伍者たちをめぐる寓話 (ちくま文庫)


イタロカルヴィーノ
¥ 819 通常24時間以内に発送

くもの巣の小道―パルチザン...
・・・

チョコレート・マウンテンに沈む夕日


スーザンエルダーキン
¥ 2,520 通常24時間以内に発送
★★★★★

チョコレート・マウンテンに...
流浪する男と、捨てられてはしまいかと不安な女。 東欧から密入国してアリゾナの砂漠へ。 同じ土地に腰を落ち着けていられないその不安定で傍若無人な自由を、 微笑ましくまた妬ましく読んだ。 どの場面もとても視覚的で、チェコの森も砂漠の風景も、 それから学校や映画館や出産するところも、リアルだ。 わたしはとりわけエヴァがティボルのバンに靴の箱をひっくり返す部分がすきだ。 いかにもこれから何かが始まるという感じがする。 はじめはどんなふうに絡まっているのか見当もつかなかったけれども、 一本、また一本と糸が解れるにつれて、その愛の形が見え隠れして来る。 そしてわたしは考える。 時とともに、雪のように降り積もったシオの愛情が、 この物語を聞いた思春期の娘のこころにどんな変化をもたらすのかと。 その愛を、娘のほうは砂漠に降る雨ほどにしか感じていないに違いないのだが。